出版社からのコメント
「自分と誰かをくらべてしまう」…。
誰もが経験するそんな気持ちに、やさしく光をあててくれる物語。
ページをめくるたびに、「ちがい」は欠点ではなく、その人だけの魅力なのだと気づかされます。
大きくてくるんとした目、愛嬌のある顔のしわ、太い脚やまるいおなかなど、パグの愛くるしさも存分に味わえる絵本です。
■対象年齢:5歳くらい〜
■読み聞かせ、SNS使用フリーマーク
(奥付をご覧ください)
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■著者について
作:さくら ・ 絵:あおやまふうき
さくら
岐阜県出身。小学校・中学校・高校で養護教諭や相談員として勤務したのち、臨床心理士となる。
子どもたちのつまずきや迷い、そしてそこから生まれる生きる強さに触れた経験をもとに、絵本制作を始める。
主な作品に『ひぃじいちゃんとぼく』『あわぶくのしょうたい』(みらいパブリッシング)がある。
あおやまふうき
1999年生まれ。岐阜県本巣市出身。
加納高校美術科、金沢美術工芸大学工芸科にて美術・工芸を学ぶ。絵本の挿絵は本作が初となる。
「生きていると、悩みは尽きません。
はなのように自分を肯定することは、簡単ではないかもしれません。
それでも、遠い昔から広い世界の中で、奇跡のような出会いを重ねて紡がれてきたこの命は、きっと尊く、素敵なものだと思います。
少なくとも私は、あなたが生きて、こうして出会ってくれたことを、とても嬉しく思っています」
■B5判 32ページ 上製 オールカラー
『ねぇ おかあしゃん』
作・さくら : 絵・あおやまふうき
おかあしゃんが教えてくれた、
ほんとうの「すてき」。
黒い毛のパグの、おんなのこ「はな」と、
茶色い毛のパグの、おとこのこ「こはく」。
二匹は「おかあしゃん」と仲良く暮らしています。
あたたかくなったある日、こはくと、おかあしゃんとおさんぽにでかけたはなは、
かわにうつった自分の姿を見て、初めて気づきます。
「どうして わたしは みんなと ちがうの?」
ドーベルマンや柴犬の友達とくらべて、
じぶんの顔や体に戸惑うはな。
そんなはなに、おかあしゃんは、パグがずっと昔から王様やお坊さんに大切にされ、みんなのこころを幸せにしてきたことを教えます。
「やさしいこころこそ わたしたちパグの じまんなのよ」
「おかあしゃんは そんな あなたを とても すてきだと 思うわ」
やがて、おかあしゃんとの別れが訪れますが、
こはくとはなは、おかあしゃんの想いを引き継いでいきます。
さいごのページで、きっと「ありがとう」と言いたくなる
やさしさと自己肯定感を育てる、心あたたまる一冊です。