著者
松本 真哉 横浜国立大学
中田 博保 大阪教育大学/大阪大学
田中 巧 大東化成工業(株)
五十嵐 章裕 アイメックス(株)
若原 章博 ビックケミー・ジャパン(株)
小林 敏勝 小林分散技研
柴原 信夫 シェファードカラージャパンインク
坂井 美紀 名古屋大学
竹岡 敬和 名古屋大学
田村 勝徳 岡山大学
中西 真 岡山大学
高田 潤 岡山大学
小田喜 勉 根本特殊化学(株)
東 和久 メルクパフォーマンスマテリアルズ(合)
小野 郁美 関西ペイント(株)
小倉 ひろみ 多摩美術大学/金沢美術工芸大学
青山学院大・同大学院/昭和大学
山口 高正 シヤチハタ(株)
旭野 欣也 シヤチハタ(株)
歌代 悟 (株)博展
廣瀬 知砂子 女性潮流研究所
乗松 みき 女性潮流研究所
河内 真 大日本塗料(株)
米内 一郎 (株)DNPファインケミカル
舘 和幸 舘塗装技術研究所
笠井 有利子 北海道大学
川端 康弘 北海道大学
楊 嘉楽 中央大学
佐藤 敬子 香川大学
仁科 恭徳 神戸学院大学
酒井 英樹 大阪市立大学
朴 宰佑 武蔵大学
目次
第1章 顔料の発色機構
第1節 有機顔料の分子と色の関係
1. 色を感じる仕組み
2. 有機色素の可視光の吸収
3. 色素固体の色の見方
第2節 微粒子による光の散乱(理論)
1. 幾何光学的散乱
2. レイリー散乱
3. ミー散乱
4. フォトニック結晶
第2章 顔料機能を引き出すための一問一答
第1節 化粧品用を中心とした粉体の表面処理技術とその特性
Q1 化粧品用粉体になぜ表面処理が必要なのか?
Q2 撥水性,親油性の表面処理の開発の経緯は?
Q3 その他に親油性を示す表面処理とはどんなものがあるか? またその特性は?
Q4 無機酸化物の表面活性はどのようにして評価するのか?
粉体による表面活性の違いはあるのか?
Q5 表面処理の特性をさらに生かすための方法はどんな方法があるのか?
Q6 新しい機能性を発揮する表面処理の開発は?
Q7 水分散性付与の表面処理はどんなものがあるのか?
Q8 化学反応を利用した表面処理の例はあるのか?
第2節 ビーズミル処理における条件調整およびトラブル事例
Q1 ビーズミルでできる処理とは?
Q2 ビーズミルの運転方式と各メリット/ デメリットは?
Q3 ビーズ分離方式の種類と各メリット/ デメリットは?
Q4 ビーズミルを通す前に考えるべきことは?
Q5 ビーズミルの条件調整の基本的な考え方とは?
Q6 初めてのビーズミル処理は何から始めれば良い?
Q7 固形分濃度を上げる際の注意点は?
Q8 粗大粒子を含むスラリーの処理の注意点は?
ほか
第3節 顔料分散における分散剤選定・使用方法の肝心要
Q1 いろいろな顔料・粒子があるが,分散剤を選ぶルールはあるのか?
Q2 添加量はどのように決めるのか?
Q3 分散に必要な粒子の特性をカタログから読み取れるのか?
Q4 溶剤系と水系では分散において何が違うのか?
Q5 樹脂系が様々あるが最適な分散剤を選ぶには? 溶剤の影響は?
Q6 粒子の沈降を防止するには?
Q7 粘度が高くて困っている。粒子濃度・充填率を上げたい。
Q8 どのような分子構造の分散剤が最も安定化に優れるか?
ほか
第4節 塗布・塗工プロセスにおける顔料分散液を使用・調製する場合の要点
Q1 静電斥力で分散安定化された顔料分散液を使用する場合の注意点は?
Q2 なぜ流動性が異なるのか/ サラサラ,ボテボテの差はなぜ生じる?
Q3 いくら分散安定性を良くしても,沈降してしまう時があるが,なぜか?
Q4 夏と冬で顔料分散液の品質が異なることがあるが,
温度は分散液の品質に影響するのか?
Q5 一つ一つの顔料分散液を単独で保管している時には安定なのに,
混合すると凝集して沈降したり,粘度が増加したりするのはなぜか?
Q6 高分子分散剤やバインダー樹脂の相溶性は,どうすれば評価できるのか?
また,どのような基準で組み合わせれば,良い相溶性が得られるのか?
Q7 顔料分散液に大量の溶剤を一度に投入し希釈して良いか?
Q8 顔料分散液に樹脂ワニスを加えて塗料やインクにしたいが,その際の注意事項は?
ほか
第3章 意匠性を高めるための顔料技術と製品事例
第1節 色をもたらす顔料
〔1〕 ブルー顔料 インミンブルーについて
1. インミンブルーの化学的特徴
2. 法規制
〔2〕 多様な色を示す非結晶性シリカのみから調製したフォトニック顔料
1. フォトニック顔料:構造色を示す素材を用いた安全で非退色性の色素
2. 角度依存性の少ない構造色を示す材料
3. フォトニックボールの発色のメカニズム
4. 光の三原色を利用したフォトニックボールによる様々な色の再現
〔3〕 鉄細菌を活かした橙色無機顔料の創出
1. 鉄細菌由来酸化鉄と赤色無機顔料としての有用性
2. 人工培養系を駆使した鉄細菌由来鞘状赤色顔料の作製
3. BIOX を基盤した橙色無機顔料の創出
〔4〕 長残光性蛍光体(蓄光顔料)
1. 蛍光体と長残光性蛍光体
2. 硫化物および酸化物材料
3. SrAl2O4:Eu,Dy の発光メカニズム
4. 長残光性蛍光体の波長領域
5. 粒子サイズ
6. 応用製品
〔5〕 エフェクト顔料
1. エフェクト顔料の特性
2. エフェクト顔料の種類と特徴
第2節 色合いにかかわる考察
〔1〕 超微細顔料分散インク内における顔料の分散状態とX 線散乱特性
1. 小角X 線散乱(Small-Angle X-ray Scattering)
2. 小角X 線散乱の測定例
〔2〕 メタリック塗膜の色調変動機構
1. メタル片の配向機構
2. メタル片の組成の変動機構
〔3〕 自動車意匠を高める塗色:
ボディ形状による色の見え方の予測とグローバルカラートレンド
1. 本研究の背景
2. 本研究の目的
3. 「CSX 画像」の作成方法
4. 結果および考察
5. 活用方法について
6. グローバルアドバンスカラーの開発
第3節 色とともにつくりあげるコンセプト
〔1〕 彩りが異なる印影が残せる色鮮やかな朱肉
1. 気持ちを表す,彩りが美しい朱肉
2. プロトタイプから商品へ
〔2〕 塗布後に色調が変化するメイクアップコスメ商品におけるマーケティング的考察
1. 「色変コスメ」におけるトレンドの変遷
2. 「色変コスメ」の事例
3. ユーザーが色変コスメに期待すること
4. 「色変メイク」の今後の展望
〔3〕 高輝度かつ平滑な塗装面をもつ金属調塗料と鉄道車両への採用
1. 金属調について
2. 金属調メタリックについて
3. 鉄道車両への採用について
むすび「 高意匠塗料・高付加価値塗料の今後について」
第4章 ヒトと色彩:知覚・認知・感情・行動
第1節 色認知能力の個人差
1. はじめに
2. 100 hue test とは
3. 100 hue test を用いた個人の諸属性による差
第2節 乳児期における色知覚の発達
1. 乳児期における視覚系の発達
2. 色弁別の発達
3. 色対比の発達
4. 色恒常性の発達
5. カテゴリカル色知覚の発達
6. 乳幼児の視覚特性を考慮したデザイン
第3節 色覚多様性と色彩印象
1. 色覚異常
2. 色の嗜好性と感情価
第4節 若者世代の色の好みと時代を超えた普遍性
1. 色の普遍的イメージ,民族的イメージ,個人的イメージ
2. 若者の色彩嗜好調査からわかること
3. 各色に対する若者の抽象的イメージとは
第5節 色彩感情予測式に基づく配色選定システム
1. 色彩感情予測式
2. 配色選定システム
第6節 消費者は何に美しさを感じるのか−デザイン要素と審美性知覚−
1. デザイン要素と審美性知覚
2. 配置デザインと審美性知覚
第7節 プロダクトの色・質感とカラーバリエーション
はじめに プロダクトデザイナーとうまくつきあう
1. カラーデザインの領域
2. プロダクトにおける色・質感の意味
3. カラープランニングには2 通りがある
4. カラーバリエーションは「631 の法則」で考える
5. モノポリー社会の色からシェア社会の色へ